温泉分析

近年、健康志向・自然志向による静かなる温泉ブームで、温泉につかって心身ともにリラックスす
ることが好まれております。全国で温浴施設が増加していますが、温泉としての使用許可を得るためには温泉の成分分析は必ず実施する必要があります。
当社は環境分析や衛生検査を始め多くの実績をつんでまいり道内で民間機関として温泉成分分析機関の登録を受けています。(登録番号:北海道第4号)  
湧出地でのサンプリングから温泉分析書作成まで万全の体制を整えております。


新規温泉利用申請の場合
地質調査




温泉掘削許可申請
掘削工事
温泉分析
利用許可申請




当社では、温泉における泉質の自主検査と情報開示、
さらには衛生管理等までをサポートいたします。





当社では温泉法の「温泉成分分析機関」の登録を受けました。
平成18年8月21日、当社は北海道知事の登録を受け、温泉成分の分析をスタートしました。


最近ではマスコミ等で温泉成分の問題が話題となり、利用者も詳細な泉質や効能に関心を持ち始めています。環境省でも、資源保護や利用者の本物志向、情報公開を求める声に応えるため「温泉保護と利用に関する懇談会」が開催されています。
また成分分析の表示問題を受けて、公正取引委員会で温泉の表示について規定が決められました。掲示されている温泉分析書が実際の浴槽内の泉質や効能ではないことが問題視されており、浴槽内のお湯の水質管理が必要となってきております。

温泉法の定義では、「温泉とは,地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、温度又は法で定める物質を有するものをいう。」となっています。当社では、温泉成分分析機関として新規掘削温泉、既存温泉などの温泉分析書の発行をしています。


【温泉成分分析項目】


ミリバル%は各成分のミリバル値の比率を%であらわしたもので、最も多い成分が主成分、20%以上のものが副成分となります。

試験項目一覧(緑字は現地での試験になります)
 項目 \ 種別 陽イオン 陰イオン 遊離成分
知覚的試験
pH値
蒸発残留物
泉温
気温
湧出量
ガス発生の有無
ラドン
密度
総クロム
総水銀
総砒素

リチウムイオン
ナトリウムイオン
カリウムイオン
アンモニウムイオン
マグネシウムイオン
カルシウムイオン
ストロンチウムイオン
バリウムイオン
アルミニウムイオン
マンガンイオン
第一鉄イオン
第二鉄イオン
銅イオン
亜鉛イオン
ふっ素イオン
塩化物イオン
臭素イオン
ヨウ素イオン
水酸化物イオン
硫化水素イオン
亜硝酸イオン
硝酸イオン
リン酸イオン
硫酸イオン
炭酸水素イオン
炭酸イオン

メタケイ酸
メタホウ酸
遊離炭酸
遊離硫化水素




レジオネラ対策

自然界にごく普通に存在するレジオネラ属菌の対策はどのように行えばいいのでしょうか。
レジオネラ症の感染事故を防止し、安全な施設管理運営を行う為に必要な基本事項を押さえましょう
●まずは検査により現状を確認

水又は浴槽内の水を採取して、規定の方法で分析することにより行います。当社ではこれまでの豊富な実績のもとに、現在多くのお客様から分析の依頼をお受けしております。 ぜひこの機会に気軽にご相談ください。

今後は施設の大きさや話題性によるのではなく、泉質とその保全の努力によって利用者から選ばれる時代が到来しようとしております。成分や効能の確認やレジオネラ属菌等の衛生検査を定期的に行い、自主的に公表することで利用者の信頼が得られると考えます。